マスター・スポーティングクレー:日本におけるドリブンタ―ゲットのための上級ヒント
ドリブンタ―ゲットは、イギリスのスポーティングコースで定番のターゲットであり、シューターにとってユニークな挑戦となります。シューターに向かってまっすぐ飛んでくる鳥を再現するこのターゲットは、精度、バランス、そしてタイミングが求められます。イギリスでは一般的ですが、アメリカではあまり見かけないため、新たなスキルとして習得する価値があります。最新エピソードの「マスター・スポーティングクレー」では、TGSアウトドアーズのジョニー・カーターと、FITASCチャンピオンのコーチ、ジョシュ・ブラウンが、ドリブンタ―ゲット攻略の秘訣を解説します。第2話を下記よりご覧ください。YouTube動画の「'CC'」ボタンを押すと、多言語の字幕をご利用いただけます。
ドリブンタ―ゲットとは
ジョニーとジョシュは、ドリブン射撃のコンセプトはイギリスの伝統的な狩猟から来ていると説明します。キジやヤマウズラなどの鳥をシューターに向かって飛ばす形式で、頭上または真正面を通過するように設計されています。一見シンプルに思えるこの形式も、慣れていないシューターにとっては非常に難しく感じられます。
アプローチ:ソフトマウントとトラッキング
ドリブンタ―ゲットに挑む際は、ソフトマウント(軽く銃を構える)技術が基本です。しっかりと肩に銃を構えるのではなく、柔軟な動きを保つことで、ターゲットの追跡がよりスムーズになります。このアプローチにより、鳥を早く視認でき、ショットのタイミングも向上します。ジョシュは、マズル(銃口)を凝視しないことが視界を保つポイントだと強調しています。
プロのヒント: 鳥の後方から銃を差し込み、スピードを合わせて追従しましょう。この滑らかでコントロールされた動きが、命中精度を高め、慌てて撃つミスを防ぎます。

ドリブンタ―ゲットが難しい理由
ドリブンタ―ゲットはプレッシャーを生み出し、シューターが不自然な姿勢を取ったり、過剰に体をひねって追いかけてしまうことがあります。よくあるミスは、体を正面に向けすぎてしまうことで、可動域が制限され、鳥の軌道を見失いやすくなります。前脚を少し曲げた姿勢を保つことで、バランスよくスムーズに動けます。
プロのヒント: 腰を少し前に出して、体重を前足にかけることで、動作に安定性と柔軟性が生まれます。
フットワークとバランスの重要性
フットワークは、ドリブンタ―ゲットを攻略するために非常に重要です。ジョシュは、「足の動きが上半身を導くべき」と述べ、鳥の軌道に自然に沿うためには、最初に足の位置を整えることが大切だと説明しています。足を動かしながら銃を構えると、狙いがズレやすくなるので、まずは足を置いてから構えるようにしましょう。
プロのヒント: 銃を構える前にポジションに入ること。動きながら構えると、外す原因になります。
ShotKamを使ったリアルタイムフィードバック
ドリブンターゲットの難しさは、「なぜ外れたのか」が分かりにくいことです。視覚的な基準がないと、銃身とターゲットの間隔を把握するのが難しくなります。ジョニーとジョシュは、ShotKamが各ショットの詳細を記録し、狙いがズレたポイントを正確に可視化してくれると説明しています。このリアルタイムのフィードバックは、命中率と一貫性を高めたいシューターにとって非常に役立ちます。

高い位置のドリブンタ―ゲット:一貫性を保つ
低いターゲットから高いターゲットに移行する際も、ジョニーとジョシュは「基本は同じだが、銃の動きを速める必要がある」と解説しています。高いターゲットをクロッシングターゲットとして扱いたくなるかもしれませんが、ドリブンスタイルを維持することで、一貫した結果が得られます。
プロのヒント: 足元を安定させ、バランスを維持しましょう。銃をターゲットの軌道に沿って動かすことで、命中精度が高まります。
サイド・バイ・サイド vs 上下二連ショットガン
サイド・バイ・サイドのショットガンに切り替えると、いくつかの違いが出てきます。一般的に、サイド・バイ・サイドは軽量で、ストックの高さも低いため、取り回しがしやすい反面、銃のフィット感に敏感になります。ジョニーは、サイド・バイ・サイドのリブ(銃身上の線)がフラットであるため、上下二連とは異なる視野が生まれ、それに応じた調整が必要だと語っています。サイド・バイ・サイドを使用する場合は、12番ゲージまたは20番ゲージのマウントをご覧ください。
プロのヒント: 銃がしっかりと体に合っているかを確認してください。頭をストックに乗せすぎるとバランスが崩れ、特にドリブンターゲットでは影響が大きくなります。

まとめ:練習と精度
ドリブンタ―ゲットは、バランス、タイミング、そして精度というシューターの基本スキルを試します。ジョニー・カーターとジョシュ・ブラウンが紹介するソフトマウント、正しいフットワーク、姿勢の維持といったテクニックを習得すれば、自信を持って挑めるようになります。ShotKamを使えばリアルタイムで振り返りができ、各ショットごとに自分のスキルを磨くことができます。
上下二連でもサイド・バイ・サイドでも、基本は同じです。これらのテクニックを練習して、難しいドリブンタ―ゲットも自然に攻略できるようになりましょう。
新シリーズの第1話をまだ見ていませんか?こちらから第1話のブログをご覧ください。
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